まだ公開前のころ、あの「新世紀エヴァンゲリオン」の庵野監督が、ゴジラを撮るっていうので、そこまで期待せず、予告編をYouTubeかなにかで、観たんですよ。
何でもない住宅街の頭上をゴジラのしっぽだけが旋回するシーンとか、内閣メンバーの緊張感ある議論のシーンとか、リアルな河川敷で数十台の戦車が展開しているシーンとか、ぜんぜん今まで見てきたゴジラシリーズとは違うシーンばっかりで、ガツンっと頭を殴られた感じでした。
うお! なんか熱弁モードじゃな。
だって、この作品はぜったい、皆さんに観てもらいたいんですもん!
「シン・ゴジラ」って、災害映画なんですよね。ゴジラ災害にどう立ち向かっていくかっていうのが、人間視点で描かれてる。そして庵野監督だからなんですが、すっごく現実的なんですよね。ゴジラに立ち向かうために自衛隊を運用するのに、どの法律解釈で行くかを議論する現場のひとたちのシーンなんか入れてきて!!
あと、これは絶対狙ってるんですが、東日本大震災でTVから流れてきた映像に類似するようなシーンを多用していて。でも、最後はポジティブに終わるから、庵野監督なりの大変な時代だけど「ガンバレ」っていうメッセージともとれるんです!!!
一気に語りおった……っ!
わかった、わかった。かえる君がそこまで言うんじゃったら、帰ったらすぐ観るぞ。
ジ・アート・オブ シン・ゴジラ【電子書籍】[ 庵野秀明 ]